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セックスは“雲の雨”だった!?

人前で「セックスする」と口にすることははばかれるため、婉曲的な表現を使うことは少なくありません。カップルの中には「今日、しようよ!」と誘う文句を決めている人たちもいます。たとえば「今晩、ビール2本ね」は「2回セックスしよう」という意味だったり、「ミスドにいこう」は「ラブホテルにいってエッチしよう」の意味だったり。前者はビール瓶のように太い「モノ」をイメージしての合い言葉ですし、後者はホテルに行く際の待ち合わせにミスタードーナツを利用することから生まれたのでしょう。

古い言い回しとしては、「まぐわい」という表現もあります。他にも、濡れ事、契り、 交わり、房事(ぼうじ)、閨事(ねやごと・けいじ)、交合、情交、同衾(どうきん)、共寝などなど、さまざまな表現が作られてきました。いずれも、することはただひとつ。男が女のアソコにモノを挿入するだけのこと。人々が生活の中で最も好きなことがセックスだからでしょう、色んな言い回しがあるのです。古代中国では、婉曲的に「雲雨」(うんう)と言いました。

女神さまとセックスしたから!?

古代中国の春秋時代に書かれて「高唐賦」(こうとうふ)という書物に、出てくる楚(そ)という国の王様が、外出先で遊び疲れて眠ったところ、とびっきりの美人が夢の中にいきなり現れて、「お疲れのようだから、私が一緒に寝てあげましょう」と誘ってくれました。彼女は巫山(ふざん)の女神でしたが、驚くほどに具合が良くて、王様は何度も何度も発射してしまいました。

離れられないほどの気持ちよさを味わった後の別れの時に、女神がこう言い残します。「もしもまた私としたくなったときには、巫山(ふざん)にいらっしゃい。朝は雲になり夕べは雨となって現れますよ」と。漢文では、「旦為朝雲、暮為行雨」と八文字で書きますが、これが短縮されたのが「雲雨」(うんう)です。王様が女神と経験した最高のセックスを「雲雨」と呼ぶようになり、次第に隠語として広まっていきました。

現代も色んな表現がある!?

時代が変われば言葉も変わります。セックスの仕方も変わりますが、呼び方も変わります。上品な言い回しとしては「愛し合う」。ピュアな印象のある表現ですが、実際にはほとんど使う人はいないでしょう。「同じ時を過ごす」というのも似ています。「朝まで一緒にいる」「一夜を共にする」というのも、婉曲的には交わったことを指すでしょう。「一夜を共にしたけれど、挿入していない」というのはあり得ません。

「彼女からセックスしたいと言われた」という意味で「求められた」という言い方をすることがあります。単純に「やる」ということもあります。「昨日、彼女とやった」と。「肉体関係」とか「体の関係」というのもあれば、「まぐわう」とか「エッチ(H)」というのもあります。「男女の仲」というのも、肉体関係があることを意味します。「愛を育む」は必ずしもセックスしているとは限らないかも知れません。

古来、セックスは色んな言葉で表わされてきました。中国では「雲雨」という、まるで天気をさすような言い回しも使われていました。これからも、どんどんさまざまな言い回しが考案されていくのでしょう。

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© 小説は愛とセックスの教科書